教会内での接し方 まず、ガイドヘルパーの方と、来られている場合は、ヘルパーの方に、何時ごろ礼拝が終わるのか、又こういう集会やイベントがあって、何時ごろまでかかるのかを本人とヘルパーの方の前で伝えてあげてください。ガイドヘルパーは、障害者の外出支援を目的としています。ヘルパーの方が、教会で、視覚障害者の介助をすることもあります。その方が、キリスト教に対して、抵抗があるようでしたら、無理に誘わないでください。「クリスチャンは強引」と受け取られ、当事者が教会に来れなくなります。一番良いのは、ガイドヘルパーの方が、クリスチャンだと良いのですが、世の中そんなにうまくはいきません。 さて、教会の玄関を入って、問題になるのは、靴や傘・杖の置き場所です。これは、健常者が介助してはいけません。私達障害者に、下駄箱の位置や、傘たてなどがどこにあるのか、何番目が空いているとか、そんな風に説明してください。そして、当事者が、自分で入れるようにしてください。 よく、靴などを誰かが親切心でしてしまい、その方が帰ってしまって、私達障害者は、自分のものがどこにあるのか分からないことはたたありますし、色や柄のついたものなどは、覚えていないケースはたたあります。ですから、折角の親切も、余計なお世話となりかねません。私もそんな経験は教会でなくても一杯しました。 教会内では、どんな風に配置してあるのか、又、建物の様子なども簡単に伝えてください。 それと、私達障害者と挨拶しますが、これも、ただ「こんにちは」だけだと、分からないことがあります。○○さん と呼んでから何か話すか、名前が分からなければ、「お名前は」などと前置きしていただくとありがたいです。挨拶したのに、答えてくれなかったと言う事は健常者の人から良く聞くことですが、私は、「相手の名前を呼びましたか?」と聞くと、大体、いいえ と帰ってきます。 障害者でなくても、初めての礼拝は緊張します。どんな風に進んでいくのか、どこで立ってどこで座ったらよいのか不安はあります。ですから、障害者の脇に、必ずついてあげてください。司会者の方や、牧師先生にお願いなのですが、説教や礼拝の中で、「あれ・それ・これ・こちら・ご覧の通り」などは、使わないでください。私はこの言葉を言われると、なにか、「自分はいてもいなくても良い」と感じることもあります。 さて、礼拝が終わって、交わりの時となります。食事したりすることもあるかと思います。礼拝の後の一時ですから、緊張しないで話しかけてください。 |